病院内

進行が緩やかな病気

医者

支障なく日常生活をおくるためには、身体が正常に動くことがとても大切になってきます。手で物を掴めるのも歩けることも脳から正常に伝達が行われているからです。しかし、脳からの運動に関する伝達がスムーズに行われずに動くことが困難になってしまう病気があります。それがパーキンソン病と呼ばれる病気です。パーキンソン病を発症する年齢は中高年に多いと言われていますが、若年層で発症するケースもあります。パーキンソン病の初期症状は手足の震えや筋肉の強張りなどが挙げられます。勿論パーキンソン病だけではなくほかの病気でもこうした症状が見られることはあります。しかし、パーキンソン病の場合、この症状が身体の片側にのみ現れます。進行が進むと残りの方にも症状が現れてきますが、症状の表面化に時間差があるため、動きの制限には差が出ます。また、パーキンソン病は進行がとても緩やかなことが特徴です。そのため、症状がいつ頃発症したのか正確に把握している人は少ないのです。パーキンソン病の初期症状である手足の震えは、動作を行うことで止まるため、問題ないと判断してしまうケースも少なくありません。

パーキンソン病の可能性があると診断された場合、症状の度合いに合わせて適切な治療が行われます。比較的軽度なものは経過を見つつ服薬治療を行うことが一般的です。パーキンソン病には服薬治療が効果的だとされており、薬の効き目が弱く改善する傾向が見られない場合には別の病気の可能性があります。服薬治療を始めるタイミングは、日常生活に支障が出始めていることを基準に判断されます。薬で症状が改善された場合、パーキンソン病だと再診断されます。パーキンソン病の服薬治療は脳の伝達を改善するために行われるため、医師による服薬指導を受けることがとても大切となります。服用の量を自分で判断したり、服用を勝手に停止してしまうと別の症状を引き起こしてしまうことがあります。自分で判断することで回復に向かっている病状を悪化させてしまう危険性があります。医師や薬剤師に指導を守り、正しく服薬治療を行うことが大切です。